仙台管区気象台は、サクラ(ソメイヨシノ)の開花や満開の観測に用いている標本木が老木化してきたため、同じ敷地内にある別の木に変更すると発表しました。
仙台管区気象台では、1952年に植えたサクラを標本木とし翌1953年から開花や満開の観測を続けてきました。その後、1977年にもう1本、2016年にもう2本のサクラを敷地内に植え、現在は標本木のそばに3本の予備の副標本木があります。気象台によると、標本木は2024年に「てんぐ巣病」にかかるなど老木化で病気のリスクが高まってきていて、継続的に正確な観測ができなくなる可能性があることから、2016年に植えたうちの1本を標本木に変更することにしました。新しい標本木についてもこれまで開花や満開を観測していて、これまでの標本木と日付がほとんど同じであることから、開花や満開の平年値は変わらないということです(平年値は開花が4月8日、満開が4月13日)。

これまでの標本木は73年で「御役御免」となり、しばらくは副標本木として残ることになりますが、将来的には伐採される見込みです。














