能登半島地震からきょうで17日目になります。被害が大きかった石川県輪島市では、けさ、中学生およそ250人が学習機会を確保するための集団避難として、およそ120キロ離れた施設に向けて出発しました。輪島市の道の駅から中継でお伝えします。
およそ2時間前、集団避難をする輪島市の中学生200人以上を乗せたバスが避難先の白山市の施設に向けて出発しました。
最長でおよそ2か月の期間が見込まれている今回の集団避難。友人との久しぶりの再会を喜ぶ生徒や集団生活を楽しみにしている生徒がいた一方、見送りに来た保護者の中には不安そうな表情を浮かべている人もいました。
中学3年生
「友達に会いたいっていうのとか、勉強ができる環境じゃないと思ったので来た」
「受験があるので勉強したいと思った。(Q.親と離れるのは?)あんまり心配はありません」
保護者
「すごく不安ですよね。学校よりも日常もすべて集団生活の中で、みんなと協力して一回り大きくなれるか。なってきてほしいなと思って、今送り出した」
生徒を乗せたバスは、きょう午後、避難先の白山市に到着する予定です。
輪島市は、生徒が落ち着くことが優先で、授業開始の時期や場所については調整中、輪島市に残った生徒については個々に適切な対応をとるとしています。
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