元日に発生した能登半島地震をめぐり、石川県の馳浩知事が14日まで被災地を訪れなかったことについて、富山県の新田知事に記者会見で質問しました。
新田知事は、馳知事からヘリコプターで被災地を見ている写真を送ってもらったとしたうえで、「上空からはしっかりと状況を見ておられると思います」と述べました。

石川県の馳浩知事は14日、能登半島地震の発生後、岸田総理とともに初めて被災地を訪問し、視察しました。しかし、それまで一度も被災地を訪れておらず、一部から批判の声があがっていました。
これについて16日の定例会見で富山県の新田知事に聞きました。
記者:「馳知事は今月14日に岸田総理とともに被災地を視察し、一部から現地入りが遅いのではないかという声が上がっています。このことについての受け止めをお聞かせください」
新田八朗富山県知事:「1日から馳さんから連絡がありまして、そしてヘリコプターから輪島・珠洲などの上空から見ておられる写真も直接送ってもらったりもしました。そういう意味では陸路ではないとはいえ、上空からはしっかりと状況を見ておられると思います。むしろ、上空から俯瞰的に見たほうがより分かられることもあったのかと思っています。そして、各災害地域の首長さんとは馳知事との間で機密な連携があったとも理解をしております」
ヘリコプターで上空から被災地の状況を見ているとして、新田知事は馳知事に理解を示しました。
馳知事は1日夜、休暇中だった東京から自衛隊のヘリを使って石川県内に戻り、午後11時すぎに県庁に到着。2日朝にヘリで被災地を視察していました。
一方、新田知事は2日に被災地の氷見市を訪問し、
視察しています。














