令和の給食スタイルは国際色豊かで“選べるおかず”
南波キャスター:
では、時代が進んだ令和の給食はどうなのかと言いますと、国際色豊かな献立に驚いちゃいました。

例えば、K-POPが児童に人気ということで、ビビンバがあります。キムチはちょっと甘めにして、子どもでも楽しめるようになっているそうです。
また、2015年にサッカー女子のワールドカップで対戦したエクアドルの煮込み料理“セコ・デ・チャンチョ”なんてものもあります。これは、ビールで下味をつけ、そこからオレンジジュースで煮込み、ちょっと甘めになっているそうなんです。
そして、かつて給食は食べ残し禁止で、「食べ終わるまでは休み時間ないよ」なんて言われた方もいるかもしれません。ですが、近年はルールがかなり変わってきています。

▼食べ残し
体格など個人差があるので、“無理に食べなくてよい”
▼牛乳が飲めない
給食費を払う段階で「牛乳無し」が選べる
また、好きなおかずを選べるセレクト給食が人気だということです。「子供たちの食への関心を減らさない工夫をしている」と、中島館長はおっしゃっています。
若新雄純教授:
僕の学校も食べ残しにめちゃめちゃ厳しかった。僕がかつて大好きだったメタルバンドが、給食を食べ終わらなくておばさんに監視され、昼休みに遊びに行けないことを嘆く歌を発表して、結構売れたんですよ。ただ99年発売で、あの時代ぐらいまでは給食を食べられないからみんなに笑われてお昼休みが苦痛みたいなことがあったんだけど、この20年ぐらいで大きく変わったってことですよね。給食には日本社会の歴史が詰まっているんだなと。