1月15日は「いいいちご」の日です。宮城県山元町のイチゴ農園では、輸出用イチゴの出荷が始まり、タイなど輸出先へPRするための動画が撮影されています。

山元町のイチゴ農園では、生産農家や商社など8人がイチゴをPRする動画を撮影しました。県内産のイチゴは、去年からアジアに向けて輸出されています。輸出するイチゴは山元町や亘理町などの生産者が栽培しています。

山元いちご農園 佐々木諒さん:
「多くの人にPR動画を見ていただいて、山元町のイチゴの魅力を知ってもらえばと思う」


輸出商社のアライドコーポレーション海外事業部 今井政樹さん:
「海外のお客様に向けて、まず店頭に出したときに、このイチゴはここで販売してるよというようなアピールをするための販売動画です」

山元町の輸出用イチゴは15日から出荷され、18日からバンコクの小売店「DON DON DONKI(ドンドンドンキ)」をはじめ、アジア各国で販売されます。

6月までに10万パック、4千万円以上の販売を目指すということです。

県は、国内の食品市場規模の縮小が見込まれる中、輸出拡大が不可欠として、水産物、コメ、牛肉、イチゴ、日本酒の5つを基幹品目に設定し、輸出を促進しています。県のアンケートでは、企業が輸出先として期待する国は、アジア、ヨーロッパ、アメリカと多岐にわたっていて、県はそれぞれのニーズに合った支援を模索しています。