東日本大震災の津波被害を免れた大漁旗が宮城県名取市の震災復興伝承館に展示されています。

名取市震災復興伝承館には、昭和30年代から平成初期に作られた鮮やかな色合いの大漁旗21枚が展示されています。展示された大漁旗は東日本大震災当時、津波で大きな被害を受けた閖上地区の老人ホームにありましたが、建物の2階に保管されていたため被害を免れました。

この展示会は、名取市観光物産協会がかつての閖上の姿を訪れた人に知ってもらおうと去年から開催しているもので、今回が2回目です。

名取市観光物産協会 高野俊伸さん:
「(前回の展示は)この場が昔の閖上に住んでいた人たちにとっての憩いの場となった。伊達家の時代から栄えた閖上を残していきたい」

名取市観光物産協会 高野俊伸さん

また会場には古いものでおよそ80年前の閖上の様子を撮影した写真も並べられています。この展示会は、3月11日まで開かれています。