こちらは三次市役所。

浸水した庁舎内で職員が水に浸かりながら必死に運び出しているのは、戸籍簿です。

市役所からブロック1つ離れた場所にある「広銀通り」。

50年前は、道の両サイドに多くの店舗が連なる街のメイン通りの1つでした。当時、RCCが取材した映像に映っていた酒店を訪ねました。

北川酒店 北川富子さん
「もう50年ですか…」

― 場所は今と同じ?
「まったく一緒です。家も変わっていない」
水害が起きた日、広島市内で下宿生活をしていた北川さん。テレビに映し出された自分の実家を見て、被害を受けたことを知ったそうです。

北川富子さん
「あぁという感じでした。びっくりしました。そりゃ、びっくりしました。あぁ、三次、三次ってテレビを見てたら『あ、うちだ』って…。ショックでしたよ」
