楽天の新人選手たちによる合同自主トレが、10日から始まりました。春季キャンプ、そしてシーズンに向け本格始動です。

初めて本拠地の室内練習場に姿を現した8人の新人選手たち。新人合同自主トレの初日は今江敏晃監督をはじめコーチ陣らが見守る中、キャッチボールやバッティング練習などトレーニングに取り組みました。

練習の冒頭には、今江監督がプロ野球選手としての心構えなどを訓示しました。

楽天 今江敏晃監督:
「新しい環境になるとケガも起こりやすいので、まずケガをしないでキャンプインできるようにやってほしい」

また、能登半島地震を受け被災経験がある球団としての使命についても新人選手に伝えました。

楽天 今江敏晃監督:
「被災したチームとして、被災した方に一生懸命プレーすることによって、勇気だったり元気を与えられる存在になって欲しいというのと、夢を持たせられるような選手になって欲しい」

合同自主トレで新人を待ち受けたいたのは、毎年恒例のシャトルラン。リズムに合わせ20mを往復しその回数を競います。体力のみならず、途中で諦めないタフな精神力が求められます。

ドラフト1位の古謝樹投手はこのシャトルランについて、こんなことを言っていました。

楽天 古謝樹投手:
「3ケタは行きたいなと思うんですけど、自分の体力が尽きるまで頑張りたいと思います。夜、入念にストレッチします」

シャトルランは90回を越え、100回に迫ると脱落者が出始めます。前日のストレッチがきいたのか、古謝は目標の3ケタをクリア、同じ大学生の中島大輔選手との一騎打ちになります。その中島は105回でギブアップ!

一方、粘りを見せひとりで回数を重ねる古謝!

古謝投手「うぎゃ!」

111回を記録し1位となりました。

楽天 古謝樹投手:
「目標でもある3ケタが達成できたのは良かったが、まだあと5回ぐらいはは行けた。そこが自分の弱みでもあるので、そこをもう一回突き詰めて妥協しないように頑張っていきたいなと思います」

新人合同自主トレは1月末まで続き、2月からの春季キャンプに備えます。