東北電力は10日、宮城県の女川原子力発電所2号機について、今年5月頃を見込んでいた再稼働を数か月延期すると発表しました。安全対策工事で追加の工事が必要になったためと説明しています。今回の再稼働の延期を受け、県民からは様々な声が聞かれました。

原発がある女川町に隣接する石巻市では…。

石巻市民:
「一段と安全を確認するという意味合いだと思うので、急がないでゆっくりと安全を確保してもらいたい」
「再稼働が良い悪いは別にして動き始めるので、それに対してはとにかく万全に安全を重視してやってほしい」

仙台市では…。

仙台市民:
「今回、能登半島地震もあり(延期は)当然かなと思います。頃合いをみて再稼働はしなければいけないと思うが、今の今だと稼働しにくいと思う」
「(原発は)やめてほしい。あの悲惨なことがあったでしょ。別な形で電力を起こせたらいい」
「再稼働してもよいと思うが、将来的にはなくする方向で進めた方がいいと思う」

宮城県の村井知事です。

村井知事:
「稼働して安定的に供給できるようになり電気料金を少しでも下げてもらいたいという思いはある。それよりも安全を最優先にするということの方が優先順位は高いと思う」