岩手県滝沢市にある陸上自衛隊・岩手駐屯地で10日、東北方面特科連隊の新年最初の訓練が行われました。隊員たちは今年1年の任務へ決意を新たにしました。

10日の岩手駐屯地の訓練始めにはおよそ400人の隊員たちが参加しました。
はじめに東北方面特科連隊長の河内祐介1等陸佐が「より強い部隊の育成のため、隊員には失敗を恐れずに新しい事に挑戦してもらいたい」と訓示しました。
そして訓練では榴弾砲と呼ばれる長さおよそ12メートルの大砲で15発の空砲が発射されました。
1日に発生した能登半島地震の被災地では自衛隊による支援活動が続いていて、岩手駐屯地でも派遣要請に応える準備が整えられています。

(東北方面特科連隊長 河内祐介1等陸佐)
「我々の部隊からはまだ派遣されていないですけれども、何かあればすぐに派遣する態勢は常に整えています」

隊員たちは地震などの災害派遣や有事に備え、訓練に取り組む決意を新たにしていました。