今月1日から入院しているアメリカのオースティン国防長官が先月、前立腺がんの手術を受け、その後、発症した合併症の治療のため入院していることを明らかにしました。
オースティン国防長官が入院しているワシントン近郊の病院の医師団は9日、国防総省を通じて声明を発表し、オースティン長官が先月22日に入院して前立腺がんの切除手術を受けたことを明らかにしました。がんは初期のもので、先月上旬に受けた定期健康診断の際に見つかったということです。
手術は全身麻酔をしたうえで行われ、手術後、オースティン長官は順調に回復し、翌日の23日朝に退院して自宅に戻ったとしています。
その後、今月1日にオースティン長官は手術後の合併症により、吐き気と腹部と臀部、脚に激しい痛みを訴えて再び入院し、2日に集中治療室に移されました。
検査の結果、尿路感染症と診断されたほか、腹部に体液が溜まっていることが明らかになり、治療を受けたということです。
この治療の際には全身麻酔を受けることはなく、オースティン長官が意識を失うこともなかったとしています。
医師団は、オースティン長官が順調に回復していて、時間はかかるものの完治できるとの見方を示しています。
また、オースティン長官がバイデン大統領や職務を一部代行した国防副長官らに4日まで入院の事実を伝えていなかったことに批判の声が上がるなか、議会下院の国防委員長はこの問題について正式な調査を始めたことを明らかにしました。
下院の国防委員長のマイク・ロジャース議員はオースティン国防長官らに宛てた書簡で、入院に関する事実を透明性を持って明らかにするように求めています。
そのうえで「国防総省は入院により無力化されたことを隠すような国防長官のためには設計されていない」と強く批判しました。
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