能登半島地震を引き起こした断層の動きについて、東北大学の遠田晋次教授は「3000年から4000年の間、眠っていた活断層が動いた」との考えを示しました。
能登半島地震の影響で、能登半島北部では4メートルを超える隆起が推定されています。
これについて、東北大学がきょう開いた研究の発表会で、遠田教授は「活断層には隆起を引き起こすエネルギーが1年間に1~1.5ミリ分ずつ溜まる」と指摘した上で、4メートルを超える隆起を引き起こした今回の地震では、3000~4000年眠っていた活断層が一気に動いたとの考えを示しました。
そのうえで、この断層が動いたことにより、▼富山湾にある活断層は動きにくくなった一方、▼志賀町からその沖合にある活断層や、能登地方中部にある邑知潟断層は動きやすくなった可能性があるとしています。
また、1983年に発生した日本海中部地震や1993年に発生した北海道南西沖地震の震源域でいまも規模の小さな余震が観測されていることから、「能登半島地震についても小さな余震は数十年残り続けるかもしれない」と述べました。
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