瀬戸内海の離島・笠岡市の六島(むしま)の小学校にも大谷翔平選手のグローブが届きました。

島は過疎高齢化が進み、去年11月時点で住民は45人。六島小学校の児童は4年生の三宅幹助くんただ一人です。始業式の最後に校長が、三宅くんにグローブを渡しました。

ーつけ心地はどう?
(三宅幹助くん)「すごくいいですね」

キャッチボールの相手が出来ればと、校長先生が試しにグローブをつけようとしますが…。

ー校長先生はどうですか?
(校長)「はまりません...」

1校につき3つ贈られる、大谷選手のグローブ。全校児童が1人でも、3つです。

六島小学校では、三宅くんが先生たちと休み時間にキャッチボールをする際に使うほか、体育の授業でも使いたいということです。

ー児童は1人なので幹助くんの独り占めですか?
(笠岡市立六島小学校 池田誠校長)
「そうですね、そういうことになりますが」

始業式を終え、さっそくキャッチボールで大谷選手のグローブの感触を味わいます。

(三宅幹助くん)
「使いやすくて、いつも使っているグローブよりいっぱいボールが捕れる気がします」
ー大谷選手効果とかありそう?
(三宅幹助くん)「めちゃくちゃあります」

大谷選手のグローブで、島の外の小学生ともキャッチボールがしたい…。三宅くんの願いです。

(三宅幹助くん)
「友だちといっぱい使っていきたいな、って思いました」

小学校では、大谷選手のグローブが、三宅くんと島の住民との交流を育む宝物になってくれればと願っています。