フィリピンで、カトリックの行事として世界最大級とされる「ブラックナザレ祭」が行われ、4年ぶりに黒いキリスト像が街を行進する様子が見られました。

首都マニラできょう未明に始まった「ブラックナザレ祭」。台車に載せられているのは黒いキリスト像です。主催者によると、およそ100万人が参加したということです。

「ブラックナザレ」と呼ばれるこの像は、1600年代にメキシコから運ばれる際、船が火事となり、黒く焦げたと伝えられていますが、奇跡を起こす力があると信じられていることから、大勢の信者らが殺到。50人以上がけがをしたり、気を失って倒れたりしたということです。

新型コロナの影響で行事の中止や規模の縮小が続きましたが、今回、4年ぶりに「ブラックナザレ」の行進が見られました。