石川県の能登半島で最大震度7を記録する地震が発生した1月1日、この地震による津波が、山陰にも到達しました。
遠く離れた場所でも襲ってくる津波。専門家は、震源によっては、今回以上の津波も想定されると警鐘を鳴らします。

1月1日に発生した能登半島地震。
発生した津波は、北海道から九州の日本海側に到達し、山陰でも、鳥取県の境港で60センチ、島根県の浜田と隠岐西郷で30センチなどを観測しました。
地震対策が専門の鳥取大学の西田良平名誉教授は、日本海側の津波の特徴を、次のように話します。
鳥取大学 西田良平 名誉教授
「日本海というのが閉じられた海。その中で津波が1回どんと起きると、それがあっち行ってぶつかり、こっち行ってぶつかりして、津波が何回も押し寄せて来ます」
過去には、今回より大きな津波も観測されています。