「超高校級バッター」として全国的に注目され、甲子園を沸かせた岩手・花巻東高校野球部の佐々木麟太郎選手。海を渡り、アメリカでさらなる成長を目指す若きスラッガーに心境を聞きました。

去年、4年ぶりに出場した夏の甲子園で準々決勝に進出した花巻東。仙台育英に大量リードを許すも9回裏に驚異的な粘りを見せ、前年王者に食らいつきました。最後のバッターとなったのが強打者として注目された佐々木麟太郎選手。悔しさと感謝の気持ちとともに、高校最後の夏が終わりました。

(花巻東高校 佐々木麟太郎選手)
「まさか回ってきて・・・自分自身大歓声の中で打席に立てたことで、チームメイトにすごく支えられて自分があるんだなと思いました」

<選んだ道は「アメリカの大学」>

身長184センチ、体重113キロと恵まれた体格で高校通算140本のホームランを放った佐々木麟太郎選手。
ドラフトの目玉と注目されていましたが、選んだのは「アメリカの大学への進学」でした。


現在はトレーニングを続けながら渡米の準備を進めています。


(佐々木麟太郎選手)
「(以前)言った通りアメリカの大学進学で今話は進めているので、野球ももちろんやっていますけど、英語の勉強のほうも時間のバランスをとりながらやっています。冷静に自分の次の人生の岐路である大学を決めていきたいかなと思っています」


進学先の候補は、去年9月に一度渡米したことで5校にまで絞られていて、佐々木選手は学校での英語の授業の他にもオンラインで英会話を学ぶなど、“英語漬け”の毎日を過ごしています。


アメリカでは経営学や経済学を学ぶ予定で、“野球の先”も見据えます。

「自分としては難しい方を選択したんですけど、やっぱりその中で自分の人生で必ず見出せるものは絶対あると思っていたので、野球もできて、勉強もしつつ、第二言語である英語も習得できて、もちろん大変ですし困難なこと大変なことがものすごくあるんですけど、自分の人生を考えた上でものすごくプラスでしかないなと思えたので、アメリカの方でというふうに最後自分自身で決断しました」