石川県は、能登半島地震の被災者を一時的に受け入れるための避難所を、きょう金沢市内に開設しました。

県は、自宅の復旧や仮設住宅の準備が整うまでの間の「2次避難所」として、被災地以外のホテルや旅館を活用することにしていますが、その中継拠点としての「1.5次避難所」を金沢市稚日野町のいしかわ総合スポーツセンターに開設しました。

避難所には、プライベート空間を確保するため、縦・横・高さ2.1メートルのテントが231個用意され、中には毛布とマットレスが置かれています。一つのテントには1人または2人が入り、今後最大で500人の収容を見込んでいます。

馳浩知事
「災害関連死を何としても防がなければならない。避難所の劣悪な環境を少しでも改善したい」

輪島市・珠洲市・穴水町・能登町の奥能登2市2町の被災者のきょうの受け入れは、大雪のため急きょ見送られましたが、この避難所には高齢者、障害がある方、未就学児とその家族が優先して利用することになっていて、2次避難所の調整が整えば、早ければあすの午後から宿泊施設に移される予定です。

県では対象者を各市町でとりまとめているので、直接、市町に連絡することは控えてほしい。また直接、いしかわ総合スポーツセンターの方へ移動することも控えるよう呼びかけています。