岩手花巻市で「20歳(はたち)のつどい」が6日に行われ、出席者はふるさとの素晴らしさを感じながらそれぞれの目標に向けて決意を新たにしました。

花巻市文化会館で行われた20歳のつどいには合わせて729人が出席し、コロナ禍前の成人式とほぼ同様の形式で開催されました。式辞で上田東一市長は花巻東高校OBのメジャーリーガー大谷翔平選手の活躍に触れた上で「それぞれの目標を見い出し一歩一歩進んでほしい。」と出席者を激励しました。そして、実行委員長の大役を務めた高橋繁司さんが「これまで経験してきた一瞬一瞬とこれから経験する一瞬一瞬で、星々のように夜空を埋め尽くします。私が主人公のイーハトーブへ向かって自らの道を歩んでいくことを誓います」と宮沢賢治をイメージさせる20歳の決意を述べました。スーツや着物に身を包み再会を楽しんだ出席者たちはふるさと花巻から未来への目標に向かいそれぞれ決意を新たにしていました。

成人年齢の18歳への引き下げに伴い、成人式から名前を変えた「二十歳の集い」は7日にピークを迎え、盛岡市や滝沢市など23市町村で式典が行われます。