■医師に聞く接種した方が良い人とは?
ホランキャスター:
3回目まだどうしようというふうに悩んでいる方もいらっしゃると思いますがそういった方に対して寺嶋さんはどのようなアドバイスされるんでしょうか?

寺嶋医師:
2回打って半年以上経ってる人ってのは感染予防効果はほぼゼロですけど、オミクロン株になって重症化も少ないということもあります。
ですから、ワクチンの副反応に対して打つメリットがどこにあるかですけども、感染したときに症状が軽くて済むとか、後遺症が少なくて済むというメリットがあります。
重症化に関しては、自分の周囲に高齢者がいたり、その高齢者が入院あるいは重症化になってしまうようなリスク、自分がうつしてはいけない人がいるかどうかということだと思います。
ホランキャスター:
佐藤さんは、2年半くらい新型コロナウイルスと私達付き合ってきてどんなものなのかどんどん変異を重ねていくということもわかりました。このフェーズで政治・政府が行うべき決断対策っていうものは、どういったものが求められると思われますか?

東京都立大学 佐藤信准教授:
やはりここまで長くなってくると、どうしてもマンネリ化ってのは避けられません。その中で重要なのは、ロードマップをいかに見せていくかということだと思っています。我々はずっとマスクを着けていて、海外の人たちは付けていない。じゃあ我々はいつ外せばいいのか?というのがわからない状況なわけですね。
ワクチンの状況が変わったら、どれぐらい感染者が減り、どの段階になったらマスクを外せるようになるのか?などがロードマップなどを通じて長期的に見えてこないと、特に若い人たちからしたら「ワクチンのメリット」については考えにくいのかなと思います。
特に今回感染拡大が始まってしまって全体で押さえ込まなきゃなってポイントになってきてるわけです。これまでの知見を活かして、科学的にちゃんと根拠がある形でロードマップをしっかり示していくということは、今回新任された政権が考えてほしいと思います。