5日、富山県内で災害ボランティアによる復旧作業が始まりました。
高岡市は、5日、県内外のボランティア59人を受け入れて、伏木地区で活動を始めました。伏木地区では、液状化現象の被害が大きく、ボランティアは道路や側溝に流れ出た土砂の撤去作業を行いました。


高岡市の高校3年生:
「私の祖母の家が伏木にあって自分が住んでいるところより被害が大きかったのですごい衝撃を受けた。体力的にもすごくやりがいがある仕事をしていて来てよかった」

高岡市の大学生:
「去年防災士の資格を取って、それもあって現場が近くにあるっていうので、人の役にも立てるならと思って参加しました」

ボランティアの中には、宮城県仙台市から参加したという大学生たちも。
仙台市から参加した大学生:
「仙台で3・11(東日本大震災)を経験していて、それで少しでも力になれたらいいなと思って参加させてもらいました」

仙台市から参加した大学生:
「見た印象ではそこまでって感じだったんですけど、こういう泥とか目に見えないところの災害がすごく多いなって感じて。目に見える報道はいっぱいあったと思うんですけど、なかなか来てみないとわからないところが多くて」「こういうがんばってる大人を小さい頃見ていたので、小さい子どもたちにも印象付けられたらなと思って」

伏木地区には、通りのあちこちに、住民やボランティアが撤去した土砂が積まれていますが、復旧にはまだ時間がかかるとみられます。
高岡市と射水市は、想定以上のボランティアが殺到し、現在、受け入れを一時停止、被災者のニーズを把握しています。
小矢部市は悪天候が予想されるため、あす・あさっては活動を中止。被害が大きい氷見市は、5日中にホームページにボランティアセンターを開設し今月9日から活動を始める予定です。
※受け入れ再開などの最新情報は各市の社会福祉協議会のホームページでご確認ください。