今月1日に震度7を観測した能登半島地震で、被災者支援のための給水車が5日、山口県を出発しました。

被災地に向けて出発したのは、国土交通省中国地方整備局・山口河川国道事務所の給水機能付き散水車です。災害時に協定を結んでいる民間の建設会社の社員3人が活動します。

出発式では山田直也所長が「現地の人に寄り添う活動をしてきてください」と激励しました。

被災地では多くの道路が寸断され、飲料水や生活用水の確保が課題となっています。3人は緊急災害対策派遣隊「TEC―FORCE」として、給水活動に当たります。

被災地で活動する日立建設 住田翔さん
「移動も大変だと思うんですけど、現地に着いてからみなさんの役に立てるように作業をやっていこうと思う」

3人は約1週間、北陸技術事務所(富山市)を拠点に、全国から集まったチームとともに、被災者支援にあたる予定です。