佐渡市の渡辺竜五市長が地震で被害を受けた能登地方への支援や「佐渡島(さど)の金山」の世界遺産登録に向けた取り組みに力を尽くす考えを示しました。

仕事始めとなった4日、佐渡市の渡辺竜五市長が職員を前に訓示しました。

渡辺竜五 佐渡市長
「あけましておめでとうございます。ただ、おめでとうとは言いにくい状況」

能登半島地震で甚大な被害が出ている石川県珠洲市と佐渡市は姉妹都市の提携を結んでいて、渡辺市長は「人材の派遣や資金も含め市全体として能登地方を応援したい」と話しました。

また、早ければ今年の夏にも世界文化遺産への登録の可否が判断されることになる「佐渡島の金山」については…

渡辺竜五市長
「これから佐渡が元気になっていく。そして将来の子どもたちに島を残していく。そういった点を含めてもこの世界遺産(登録)というのは非常に大きなチャンス」

渡辺市長は「今年は世界中から注目を浴びる年」だとし、世界からの注目を追い風に地域を活性化させていきたいとしています。