2024年は大変な年明けとなりました。
多くの企業や官公庁では4日が仕事始めでしたが、各地で能登半島地震の対応に追われています。
新潟市西区大野の卸売店でも4日が仕事始めの予定でしたが、地震で建物が傾いてしまったために店舗での営業を始めることができず、後片付けに追われていました。
店舗再開の目途は立っていないということです。
【ヨシキ 渡辺基弘社長】
「正月明けて早々ですから、店舗再開は落ち着いてから少しずつとは思います…」

西区の寺尾東の建築会社では、機械や車などの倉庫のシャッターが開かなくなり、中は散乱していました。
【小林建築 小林伸次社長】
「これ壊してここに新しく建てるか、ここをやめてどっか行くかそれはこれから考える感じになると思うんですけど、離れたくないというのもあるし、こんなになるところにいたくないというのも…」

西区鳥原の住宅街では、住民らが復旧作業に追われていました。
小中学校の同級生が手伝いに駆け付け、中には、帰省からのUターンを延期して手伝ってくれている友人もいました。
「きょうが仕事始めですけど、困っているときはSOS出しづらいと思ったので、こういうときはお互いさまでみんなでやろうと」

新潟市によりますと、西区では52か所で液状化現象が発生し、住宅や道路に大きな被害が出ています。
西区の災害ボランティアセンターでは、6日からの3連休に土砂の撤去や荷物の運び出しなどを行う災害ボランティアの募集を始めました。

新潟県のまとめでは、能登半島地震による新潟県内の建物被害は528棟、けが人は34人となっています。