年明けから大きな災害や事故が相次いで起きた2024年。改めて平穏な日常の大切さを噛みしめる3が日となりました。高知県内の年始の様子をまとめました。

午前6時半ごろの高知市桂浜。最低気温は7度と、3月下旬並み。大勢の人が浜を埋め、その瞬間を待っていました。

(香川から)
「人生初の初日の出です。楽しみです」

午前7時10分ごろ、水平線にかかる雲から初日があらわれ、あたたかな光が人々を照らしました。

(滋賀から)
「格別ですごく感動しました」

(高知市から)
「きれいだなと思った。雲がかかっていたが、いい味を出していたのでめっちゃきれいだなと思いながら見てた」

(香川から)
「(今年は)頭が良くなりたいです」

(香川から)
「2024年がんばるぞ!」

「2024年、元旦、一号便、出発!」

県内で元日に届けられた年賀状は、およそ381万通と、高齢化やSNSの普及などで、去年より66万通ほど減少しました。

高知市の潮江天満宮には、初詣に来た大勢の参拝者が!

鈴を鳴らす「鈴緒(すずのお)」が解禁され、コロナ禍前の参拝風景が戻りました。

みなさんの今年の運勢は…?

「出身は高知なんですけど今滋賀にいるんですよ、やりたいことがあってそっち行ってるんですけど、それを頑張りたいなと今年も」
「大吉、算数(を頑張る)」
「今年もしかしたら一緒になるかもしれないので」
「健康で暮らせますように」
「私は足が悪いから早く治りますように(と願った)」

そんな元日でしたが、北陸地方を中心に最大震度7を観測した能登半島地震が発生。

2日に営業を開始したひろめ市場では毎年恒例の鏡開きが中止に。午前中から満席になるほど賑わう中、地震のことを気にかける人の声もありました。

「北陸で地震があって大変ですが、無事にみんな過ごせたらいいなと思う」

大月町では伝統行事の水浴びせが行われ、若者たちが海水を浴びせられながら今年1年の防災や無病息災などを願いました。

「思ったより寒いです!」
「にぎやかですね」

2日の夕方でした。羽田空港で、海上保安庁の航空機と日本航空の旅客機が衝突する事故が発生。

全国の空の便が乱れ、Uターンラッシュを直撃しました。高知龍馬空港を発着する便にも欠航や遅延が。

こちらの男性は、事故の状況を目の前で目撃していました。

(事故を目撃した人)
「そろそろターミナルを移動しようかなと思って、窓の外を見ると、真っ赤に燃えた飛行機が滑走路を走っていて、とても不気味な状態だった」

空港では予定していた便の欠航で、キャンセル待ちや振替便の手続きに追われる人たちの姿が。

(キャンセル待ちの客)
「どう帰るのか模索中」

コロナ禍を経て久しぶりの再会となった人も多かった、年末年始。ふるさとで団らんの時間を過ごし、別れを惜しむ姿が多く見られました。

(神奈川から)
「実家で過ごした。高知が好きなので、25日からこの子は帰ってきていて・・・ナウマンカルスト行ったよね」
「ナウマンカルストも行った。岩登りながら行ったからちょっと疲れたけど、涼しくて気持ちよかった」

(栃木から)
「おせちとか食べた。ブリがおいしかった」
「久しぶりに孫に会えて嬉しかったです。コロナの間、我慢したので、とても楽しい正月になった。ありがとうございます」

そして4日。全国的に大地震や大事故が続いた年始となりましたが、新たな気持ちで、仕事始めを迎えた人が多くいました。

「(コロナ禍の時は)年末年始はなかなか(家族で)揃えなかったので、今年こそはと。会話とかしながらぽかぽかしながら過ごせましたね」

「仕事はじめですね」
Qどんな気持ちですか
「憂鬱です」
「健康で妻とも仲良くできたらいいな」

「年始から風邪を引いたので、今年は体調を万全にして過ごしたい」

「こういう災害が起こった時、自分がどういう対応をするべきなのか考えさせられた年末年始だった」