正月2日の夜明けに一年の航海安全を祈る神事「船祝い」が五島市で行われました。

夜明けと上げ潮が重なったことしの1月2日。船の神様・船霊(ふなだま)様にご飯とお神酒が供えられました。
五島市戸岐地区に伝わる正月の伝統行事「船祝い」です。

一年の豊漁と航海の安全を船の神、そして海辺に祀られている恵比寿様・弁天様に祈願します。
戸岐の漁師 浦口庄市さんは長崎県外から帰省した孫達と一緒に「船祝い」を行いました。
漁師 浦口庄市さん(77)「健康で沖に帰れればという感じです」
孫の松田紘さん(11)「おじいちゃんが健康でいられる年にしたいです」
笛や太鼓を打ち鳴らし昔はにぎやかに行われていた船祝い。正月を過ぎるとキビナ漁が始まります。