富山県内は3日夕方から雨が降る予報となっています。富山地方気象台によりますと気圧の谷や日本海に発生する低気圧の影響を受ける見込みで、夕方から雨となり、雷を伴う所があるとされています。

地震が起きてから被災地に降る初めての雨です。注意するポイントを気象予報士、防災士の井上陽子さんに聞きました。

この雨でまず注意してほしいのが、土砂崩れやがけ崩れです。「降っているな~」と感じる程度の少しの雨でもあれだけの地震の後なので土砂崩れやがけ崩れ、法面の崩壊が起こる可能性は十分にあります。

土砂災害警戒地域はもちろん少しでも傾斜のある所やその上にある建物はいつもと比べ物にならないくらい危険な状態です。

気象台はそれを踏まえて大雨警報や注意報を発表します。この程度の雨で?と思っても危険だから発表される情報ととらえて行動してほしいとのことです。

また避難のタイミングについてですが雨が降り始めるのは夕方の予想ですので雨が降る前の日中、明るいうちに安全な場所に移動してください。

そして、雨がやんで大雨警報が解除されるまでは避難場所にとどまることをおすすめします。最後に気温についてです。

4日を中心にここ数日と比べて気温が下がります。平年並み程度ですが、年末から年明けにかけてこの時期としては暖かい日が続きましたのであすはかなり冷え込みを感じると思います。

避難所など暖房が思うように使えないところで過ごす方はカイロや毛布など防寒対策を強化してください。