1日に発生した能登半島地震では、新潟県内でも最大震度6弱を観測し、これまでに21人がけがをしていたことが分かりました。
また、液状化とみられる現象や建物の崩壊などの被害も明らかになっています。

震度5強を観測した新潟市西区では、道路のひび割れや大きな陥没など、液状化とみられる被害も相次いでいます。
西区内の住宅の中で玉を転がしてみたところ、
「勢いよく転がってしまいます。それだけ傾いているということですよね」
【住民】
「聞きたいんですよね。どうしたらいいっていう…」

新潟市西区では、崩れてしまった建物も複数確認されました。

神社に初詣で訪れていた住民も
「危うく下敷きに…」

新潟県によりますと、県内では86棟の建物が被害を受けていて、21人がけがをしたということです。
地震の発生にともない出されていた津波警報は2日未明に注意報に切り替えられ、午前10時には解除されていますが、上越市の関川では、川の水が遡上している様子が確認されています。
上越市の海岸では、浜辺にあった海の家の建物も被害を受けていました。

国道8号では上越市内で土砂崩れが発生し、現在も通行止めが続いています。

運転見合わせが続いていた上越新幹線は、2日午後から順次運転を再開しました。
「次の日かなと思っていたので良かった」
「良かった。奥さんが明日から仕事なのでそれも間に合う」
一方で、新潟県内の一部在来線や高速道路の一部区間では、現在も運転見合わせや通行止めが続いています。