能登半島がある北米プレートとユーラシアプレートの境界付近は“地震が多い”

ーー情報では韓国で60センチレベルの津波を観測されているそうです。それが何度も押し寄せる可能性がある。これが日本海で起きた津波の一つの特徴だということになるわけです。

日本は▼ユーラシアプレート ▼北米プレート ▼フィリピン海プレート ▼太平洋プレートと、4つのプレートの上に位置するため、地震が多いということですが、この観点について今回の地震で言えることはありますでしょうか。

西村教授:
能登半島は、東日本に位置する北米プレートと、西日本に位置するユーラシアプレートの境界付近にあるんですね。この境界の付近ではやはり地震が非常に多いということが知られています。

過去にも、この日本海沿岸のプレートとプレートの境目のあたりで大きな地震が発生しています。例としては、1993年北海道南西沖地震、1983年の日本海中部地震といった地震があり、今回の地震も、大きなメカニズムとしては、北米プレートとユーラシアプレートがぶつかり合うようなところで発生した地震というようなことが言えると思います。