今回の津波の特徴について、西村教授に話を伺っていきます。(1日の21:00ごろ放送)

津波は「1日、2日くらい続く」可能性も

ーー日本海特有の特徴として、津波が大陸に跳ね返ることで何度も押し寄せる可能性がある。こういったことも頭に入れて気象庁はこの警報をいつ解除するのかを今後考えていくのでしょうか。

京都大学防災研究所 西村卓也教授:
日本海は閉じた海になっています。太平洋側ですと、日本の方に当たった津波が跳ね返ってくるにはすごく時間かかるんですけれども、日本海では、この行ったり来たりが、もう数十分ぐらいで横断しますので。

大陸側で跳ね返った津波が、また日本に押し寄せるっていうようなことが起こり得ますので、長期間、津波が継続するということが考えられます。

ーー数十分の、それくらいの短い間でこのように跳ね返り続けると、落ち着くまでにはかなりの時間がかかるとみていいでしょうか?

西村教授:
1日、2日くらいは津波が続くというようなことは考えておいた方がいいと思います。