1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方や能登沖を震源とする最大震度7の地震がありました。青森県の日本海沿岸に津波注意報が発表されていて、午後6時4分に深浦で30センチの津波が観測されています。

気象庁によりますと、きょう午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする最大震度7の非常に強い地震がありました。青森県では青森市や五所川原市、外ヶ浜町、深浦町などで最大震度2を観測しました。青森県の日本海沿岸には午後7時半現在、津波注意報が発表されています。気象庁によりますと、午後5時45分と午後6時4分に深浦で30センチの津波が観測されたということです。県によりますと午後6時現在、地震や津波による被害は確認されていません。引き続き沿岸部や川沿いには近寄らないようにしてください。交通への影響も出ています。※レポート(須崎)「能登地方で発生した地震の影響で東北新幹線・北海道新幹線は運転を見合わせています」JRによりますと、東北新幹線が新青森ー東京間で北海道新幹線も新青森ー新函館北斗間の全線で一時運転を見合わせ、帰省する人などが足止めを食らいました。※東京へ戻る帰省客「もしかしたら帰れないかなと思ったんですけど、なんとか再開したと連絡を受けたので帰れるかな。会社の人間も新潟とか富山にいるので、無事という連絡は来てるんですけども津波とか余震も心配」在来線でも五能線と奥羽本線で一時運転見合わせとなりました。また、フェリーは青森と室蘭、青森・函館、大間・函館を結ぶ津軽海峡フェリーで一部運休や運航を見合わせています。※レポート(高松)「青森港を出発するフェリーは運転を見合わせています」※運航再開を待つ人は「新潟から網走へ行く観光客・日程的にはいいのですが、これからどうしようかと。行き先を変えるか、最悪新潟に帰るか」「秋田から札幌へ戻る帰省客・もう家族には(フェリーが)動いたとしても函館で1泊すると伝えた。安全第一なので欠航なら諦める」避難所の情報です。五所川原市の市浦地区と中泊町、深浦町に自主避難所が開設されました。気象庁は、揺れの大きかった地域では、今後1週間程度、最大震度7クラスの地震に注意を呼びかけています。※青森地方気象台佐々木幸夫防災管理官「今のうちから防寒対策をして、速やかに避難できるような態勢をとっておいていただくとよろしいと考えています」青森地方気象台は、今後、地震の発生する場所によっては県内の沿岸に津波警報が発表される可能性もあるとし、万全の避難準備を呼びかけています。