■ニューイヤー駅伝2024inぐんま(第68回全日本実業団対抗駅伝競走大会、1日・群馬)

新年最初の日本一を決める「ニューイヤー駅伝」が1日、群馬県庁前を発着点とする7区間(全長100km)のコースでスタート。3区ではトヨタ自動車のスーパールーキー、田澤廉(23)がニューイヤーデビューを果たした。

2区の太田智樹(26)から2位と34秒差でトップでタスキを受けると、安定の走りでレースを進めた。初の元日決戦を「きつかった。風に助けられた部分もあった」と田澤。区間賞デビューとはならなかったがそのまま4区にトップでタスキリレー。「自分の役割を果たせた」と振り返った。43分13秒の区間6位で駆け抜け、2位との差を58秒に広げた。

田澤は駒澤大学時代に絶対的エースとして活躍。2年時に箱根駅伝総合優勝を果たすと、4年時には史上5校目となる学生駅伝3冠(出雲駅伝・全日本大学駅伝・箱根駅伝)を成し遂げた。

3区は駒澤大出身で田澤の先輩、小林歩(25、NTT西日本)が42分29秒で区間賞を獲得した。