国連の安全保障理事会は、イスラム主義組織タリバンが実権を握るアフガニスタン政府の国際社会への復帰に向けた決議案を採択しました。

山崎和之 国連大使
「この決議は、アフガニスタンの諸問題に対処するための新たな戦略を推進する安保理の強い決意を表明するものだ」

国連安保理は29日、緊急会合を開き、日本とUAE=アラブ首長国連邦が主導して作成したアフガニスタン政府の国際社会への復帰に向けた決議案を採択しました。

決議案はタリバンに対し、女性の権利を尊重することや国際テロ組織との関係断絶などを求める一方で、国連のグテーレス事務総長にアフガニスタン担当の国連特使を任命するよう要請しています。

国際社会はこれまで、タリバンを正当な政府とは認めてきませんでしたが、アフガニスタンで実権を握り続けるなか、今回の決議は安保理として新たな向き合い方を示した形です。