山形県村山地方に住む70代の男性が、SNSで知り合った男を介しておよそ7558万円をだまし取られる投資詐欺被害に遭いました。
警察によりますと、山形県村山地方に住む70代の男性は、今年9月下旬、SNS上の投資に関する広告サイトで株取引に詳しい男と知り合い、その後、男と無料通信アプリで直接やり取りするようになったということです。その後、男から紹介された資産運用会社のサービスマネージャーを名乗る男から、「当社は、世界で最も人気があり、最も豊富な取引商品を持っています」などどFX外国為替証拠金取引を持ちかけられ、12月上旬までの間に、合計23回に渡り、現金およそ7558万円を指定された銀行口座に送金したということです。男性は、指示されたFX取引用のアプリを自分のスマートフォンに登録していました。アプリ上では利益が出て資金が増えていたものの、その利益分を出金しようとして、さらに多額の現金を要求されたことを不審に思い、インターネットなどで確認して詐欺被害に気づいたということです。

警察では、「犯人はSNSなどを介して被害者の親切心や恋愛感情につけ込んだり、好奇心を煽るような儲け話を持ちかけたりして、多額の現金をだまし取る。また、儲け話を信用させ、より多額の現金をだまし取るため、被害者の口座などに現金を振り込んでくることもある」などして、SNSなどで知り合った面識のない者から現金などを要求された場合は絶対に応じることなく、すぐに警察や家族に相談するよう呼びかけています。














