今回の参院選で比例区での議席獲得が確実となった「参政党」。どんな人たちが投票したのか、JNNが全国の投票所で行った出口調査の結果から分析しました。

■若い人ほど高い人気!

「参政党に投票した」と答えた人を年代別で見てみると、18・19才では6.9%、20代では5.9%、30代では4.8%の支持を集めました。若い人ほど人気が高かったことがわかりました。

■男性の方がやや多く?

男女別では、男性が56%、女性は44%でした。

■自民党支持者が2割?

自民党支持者でも、参政党に投票した人が多くいました。参政党に投票した人の約2割が「自民党を支持している」と回答。一方で「支持政党がない」と答えた無党派層は16%でした。

■岸田内閣への評価は?

興味深いのは、岸田内閣への評価です。「参政党に投票した」人の6割近くは「岸田内閣を支持しない」と答えました。これは今回の選挙で比例区に候補者を出した15の政党と政治団体の中で、最も高い割合でした。

参政党は設立から2年で、SNSを中心に支持者を集め、党員やサポーターの人数は8万人超に、集まった寄付金は4億円に迫っているといいます。今回の参院選では全国45の選挙区全てに候補者を立てたほか、比例代表でも5人が立候補しました。