「他人事ではなく自分事として…」
増え続ける認知症の高齢者。現在、富山県ではほとんどの自治体が、富山市と同様の事前登録が必要な捜索ネットワークを活用しています。行方不明者の命を救うため、警察や行政がどう連携し情報を集めたらいいのか、速やかな改善が求められています。
片口さんの次女:「こういう風な例えば認知症とかこれって本当にいつ誰がなるかもわからない。自分の身内にいつ起こるかわからない。やっぱり他人事ではなくて自分事。自分の親が自分のおじいちゃんおばあちゃんがそういうふうになったらどうだろうっていうことをやっぱり気にしながら。自分もやがてそういう年齢になっていく。自分ももしかしたらなるかもしれない。ていうふうなことを自分ごととしてちょっと少しでもいいから何か考えていってもらえたら見える景色もちょっとあの人どうなんだろうっていう見え方にもしかしたら変わってくるかもしれないので」

年を取ればいつかは誰もが通る道です。この問題を警察や行政だけに任せるのではなく、私たちが少し意識を変えて行動し、お年寄りに声をかける…そんな気持ちが命を救うことにつながる可能性があります。