「年始に親戚の子どもたちを我が家に集め、テレビゲームで盛り上がりたい」
私の密かな野望です。しかし、我が家には最新の「プレステ5」や「ニンテンドースイッチ」はありません。

ひと昔前のハード(いや、10年ひと昔というなら、ふた昔か)であるソニーの「プレイステーション2」(2000年発売)や任天堂の「Wii」(2006年発売)で華麗な技を見せつけ、「このオジサンすげぇ」という声が欲しい。そんな妄想を実現すべく、かつての「名器」たちの埃を拭き取り、リビングのテレビに接続することにしました。

しかし、テレビの後方に赤・白・黄色のRCA端子を挿す穴は見当たりません。時代が令和に、デジタル信号全盛期に移り、RCA端子の時代は終わりを告げていたのです。現在販売中のほとんどのテレビは、かつてのゲーム機をそのままでは接続できません。当然ながら、合わない端子を無理に挿すと壊れますので、力技はよい解決策ではありません。実家が電器店を営む私が、ゲーム機接続までの道のりをリポートします。