詰め込み洗いすると…「汚れも臭いも落ちない」「どんどん汚れが蓄積しているようなもの」
ーー洗濯機目一杯いれて洗濯しています。結構押し込めば、洗濯機に入るんですよね…これってダメなんでしょうか?
「詰め込み洗いしているかた、意外と多いようですね。でも洗濯物の適量は、洗濯槽の7~8割と言われています」
「どれくらいか、というと縦型の洗濯機で銀色(種類によっては白色など)の洗濯層が5センチ程度見えるくらい、ドラム式だと丸い窓の部分にすき間ができるくらいあけておくといいです」
ーーえ、そんなに?!私の感覚だと、スカスカじゃないですか!何でですか?
「縦型・ドラム式の洗濯機共に、洗濯槽が回ることによって汚れを落としているので、『詰め込み洗い』をすると洗濯機が上手く回らないんです。
回らなければ当然汚れは落ちません。ただただ、衣類を水に浸けているだけのような、つけ置き状態になってるんです」
ーーただの、つけ置き状態…ですか。
「こんな実験をしました。縦型洗濯機に適量の洗濯物を入れた洗濯機では、一番上に入れたもの、真ん中、下、どこに入れようが同じような汚れ落ちになります。しかし、詰め込み洗いした場合、上部に入れたものは3分の1程度しか汚れが落ちていないんです」
ーー洗えているものと、洗えてないものの差が激しくなるんですね…。
「洗濯物を詰めこみすぎると汚れも臭いも落ちませんし、どんどん汚れが蓄積していくような感じです」
ーー“汚れが蓄積する”ってどういうことですか?
汚れ残りがある服を着用する→詰め込み洗いをする→さらに汚れが付着する、というように着用・詰め込み洗いを繰り返すと、汚れが蓄積し、嫌なニオイの発生に繋がります。

















