青島港のメディア担当者は「人間による作業量を減らして、本質的な安全も実現できる。事故ゼロを実現するということです」と話し、「無人化は人間を尊重することにつながる」としています。

日本で「無人化」に取り組む港は、名古屋港などごくわずかです。
国土交通省は、2018年に発表した港湾に関する中長期政策『PORT2030』の中で、無人搬送車が導入されAIで効率的にコンテナ荷作りを行う「AIターミナル」化を目標に掲げました。

では、新潟の港でも「無人化」を進めるべきなのか?
新潟県内で最も多くのコンテナを取り扱う新潟東港でも、その取扱量は青島港のわずか100分の1以下ですが、新潟県の花角英世知事は「労働力不足を考えれば効率化の努力は必要」とし、費用対効果を考えなければならないとの認識を示しました。