ダイハツ工業は車両の不正認証問題を受け、12月26日、大阪の本社工場の稼働を停止させました。これで国内全ての工場で稼働が停止したことになります。

 ダイハツは、大阪府池田市の本社工場の稼働を26日から停止させ、25日までに停止した滋賀や京都などの工場と合わせて国内にある4つすべての自動車工場で稼働が停止しました。

 (工場の従業員)「生活の不安もありますし、このままダイハツが稼働し続けられるのか…。(Q会社側から説明は?)まだないですね、まだ見通しが立ってないと思うので」

 ダイハツは少なくとも来年1月中は停止を続けることを明らかにしていますが、再開のめどは立っていません。

 工場で働く従業員は、設備のメンテナンスや工程の見直し作業、清掃などにあたりますが夜間の勤務は休業となります。

 また、工場の停止に伴って休業する従業員に対して、会社側とダイハツの労働組合は休業期間中の給与を補償することで合意。9割程度を補償した新型コロナの時と同様の形で行っていくとしています。