ライブに母を招待…娘のラップを初めて聞いた母の感想は

別の日、亞流さんは大曽根駅の近くにあるライブハウスにいました。

(水野亞流さん)
「きょうは、お母さんが見に来ます。あんまり音楽をやっていることとかを良くは思ってなかったから、でも一回は見てほしいなという感じで。ちょっと緊張はするけど…という感じです」

ずっと音楽に反対していた母親を、ライブに自分のライブに誘ったのです。仕事を終えた母・正美さんは、不安をのぞかせながらライブハウスを訪れました。自分の思いを曲にのせて歌う亞流さんを見た母・正美さんは…。

(母・正美さん)
「自分で曲を書いてそれを歌って、誰かに届けたいという気持ちは分からないけど、彼女にはその気持ちがあるんだなと。すごく反対したんだけど、今思えば歌うことで彼女は救われたんだろうと思います」

「ラップ」で伝えられた、亞流さん本当の気持ち。大曽根駅前の路上には、今日も自分の思いを伝えあう若者たちの輪が出来ています。

CBCテレビ「チャント!」2023年12月20日放送より