塩づくりに「完成」はない…夫婦で唯一無二の塩を
自然の力のみで作りだす天日塩は、完成まで夏場は3か月、冬場は6か月と、長い時間を費やします。
夫婦の努力と絆の「結晶」ともいえる塩。早くも県外の飲食店などから注文があり、料理人の細かい要望にこたえていくなかで、小坂さん夫婦は少しずつ手ごたえを感じています。
夫婦の座右の銘は、宮沢賢治の名言で、「永久の未完成 これ完成である」

塩づくりにも完成=ゴールはない。これからも、自分たちが選んだこの道を、おごることなく歩み続けていきたいと話します。
▼英晃さん「お客さんの声や要望を大切に、常に「完成」ではなく未完成という気持ちで精進し、自分たちの塩を磨きあげていきたいと思います」

▼千里さん「田野屋の看板は重いですが、塩づくりは本当に奥が深いので、目標に向かって進んでいくプロセス自体を大切にしながら、2人で励んでいきたいと思います。『うちの料理に田野屋紫蘭・白兎の塩は欠かせない』と言っていただけるように。














