海洋進出を強める中国などの監視を強化するため、海上保安庁は無人航空機の配備拠点を現在の青森県の飛行場から北九州空港に移転すると発表しました。

海上保安庁の無人航空機「シーガーディアン」は去年10月に1機の運用が開始され、今年の5月から3機体制で日本周辺の海域の警戒を行っています。

現在は青森県にある海上自衛隊八戸飛行場に配備されていますが、海上保安庁は2025年度に配備拠点を24時間離着陸が可能な福岡県の北九州空港に移転することを決めました。

中国船の領海侵入が相次ぐ尖閣諸島周辺などの日本の周辺海域の監視を強化するためだということです。

2025年度には2機が追加され、合計5機体制となります。

海上保安庁は「更なる海洋監視体制の強化に取り組み、国民の皆様の安全・安心の確保に努める」としています。