来年3月、JR京葉線の朝と夕方以降の快速電車が各駅停車に変更されることに千葉県や千葉市が反発していることに対し、JR東日本は、理解を得られるよう今後、自治体に説明する方針を明らかにしました。

JR東日本は来年3月のダイヤ改正で東京駅と千葉市の蘇我駅を結ぶ京葉線について、始発から午前10時までと、午後4時以降の通勤快速と快速を廃止し、すべて各駅停車に変更すると発表しています。

これに対し、千葉県の熊谷知事は「容認できない」などと述べ、千葉市の神谷市長も反発しています。

JR東日本はきょう午後会見を開き、ダイヤ改正の理由について、朝の通勤快速の利用状況は各駅停車の7割にとどまっていて、混雑にばらつきが生じているため平準化していきたいと説明しました。

その上で、今まで各駅停車しかとまっていなかった駅でも、乗車できる機会が上下線あわせて30回以上増えるため、利便性が高められると述べました。

一方、自治体から反発の声があがっていることに対しては、「改正の狙いや背景を丁寧に説明し、理解いただきたい」と述べ、今後、県や市に説明する機会を設ける方針を明らかにしました。