奈良県警は、こちらの奈良西署に90人態勢で捜査本部を立ち上げ、午後9時半から記者会見を行いました。

警察によりますと、山上徹也容疑者は犯行の動機について「特定の団体に恨みがあり、安倍元総理が繋がりがあると思い込んで犯行に及んだ」と供述していて、「私がしたことに間違いございません」と容疑を認めているということです。

犯行に使った銃は手製で、長さが約40センチ・高さ約20センチで、山上容疑者の自宅マンションから手製の銃のようなものを数丁押収したと明らかにしました。山上容疑者は「現場に電車で来た」と話していて、取り調べに淡々と答えているということです。

また、安倍元総理の左肩に1か所、首に2か所、銃創が確認されていて、今後、司法解剖を行って銃弾が貫通したかなどを確認するとしています。

警察は安倍元総理が死亡したことから、容疑を殺人に切り替えて捜査しています。一方で、「安倍元総理の警備体制に問題がなかったかどうか今後確認を進めて、問題があれば適切に対策を講じたい」と話していました。