「暖冬と言ってたけど…やっぱりな」

20日までの3日間で観測史上最多122cmの雪が降ったのは、北海道留萌市内。

大竹彩加記者
「こちらのお宅では車庫の前にものすごい量の雪がたまっています」

留萌市民
「食べ物がもうなくなってきてるからね。車を出して買い物に行きたいんですけど、行けないんですよね」

市内に1社しかないタクシー会社では…

「いま、待ち時間が1時間半くらいかかっていますが、大丈夫ですか?」

市内を走るバスは5日連続で運休のため、頼れる交通機関はタクシーのみ。病院などに通う高齢者にとっては、16台のタクシーが命綱です。

富山県では、高岡市など7つの自治体で22日の小中学校の臨時休校を決めました。

富山県民
ついに来たなって感じで。今年は暖冬だって言っていたんですけど、『やっぱりな』という感じです」

しんしんと雪が降り続けたのは、世界遺産「合掌造り」で知られる岐阜県・白川村。全国で一番の降雪量52cmを記録しました。

鹿児島県内の小学校の周辺でも、うっすらと雪。児童が雪遊びをしていました。桜島では平年より3日遅い初冠雪を観測しました。

今後、大雪はどうなるのでしょうか。

國本未華 気象予報士
「今回の寒気は、22日いっぱい特に影響を大きく及ぼしそうです。日本海側は大雪が続いていますけれども、一回21日夜から22日午前にかけてピークがきますが、その後22日夜までは、局地的に場所を変えて大雪になりそうです」

「今回、局地的に雪が強まる地域が2つあります。北海道の日本海側と、北陸の山沿い含めた平地。ともに大雪に警戒が必要となってきそうです」

気象庁は、大雪や路面凍結による車の立ち往生など、交通障害に警戒するよう呼びかけています。