安全性の確認試験で174件もの不正行為が発覚したダイハツ。国内にある全ての工場の生産を今月26日までに停止することを決めました。

ダイハツと直接取引がある企業とその下請け企業は国内で推計8136社。

中小企業団体トップは「下請けが泣いている図式は困る」と語りました。

工場従業員「上との風通しが悪かった」

衝突試験の不正を行っていた滋賀の工場では…

――短期開発の過度なプレッシャーが原因と言われているが?
工場の従業員
「正直あると思います。結構急いでやってます
上との風通しが悪かった、というのが原因なのかなと思っています」

国土交通省は、通常の倍以上となる7人態勢で、ダイハツ本社へ立ち入り検査に入りました。

もし車の生産に必要な「型式指定」が取り消されれば、対象車種は事実上、生産できなくなる可能性もあります。

ダイハツ工業コーポレート統括本部 井出慶太 統括部長:
「全面的に協力をさせていただいて、1日も早い信頼回復に取り組んでいきたい」

――生産再開はいつ頃になりそうですか?
「現時点ではまだ見通せていない、というのが正直なところでございます」