今シーズン最強の寒波が襲来し、日本海側を中心に雪が降っています。週末にかけて警報級の大雪となる恐れがあり、気象庁は警戒を呼びかけています。

マイナス4度で水道管凍結のおそれ…正しい対処法は?

國本未華 気象予報士:
路面が濡れているところで朝に冷え込むと、「ブラックアイスバーン」といって、見た目上は普通のアスファルトに見えてもツルツルなんですよね。

あす22日の朝は冷え込みが強くて、特に西日本が、平年に比べるとぐっと冷え込むという予想です。東京も2度ということで、今シーズン一番クラスの冷え込みになりそうですね。日中も気温が上がらないという予想です。

井上貴博キャスター:
広島はマイナス1度、岡山はマイナス2度で氷点下という予想ですが、やはり普段、寒さに慣れていない地域でも気温がこれだけ下がる。水道管の凍結に注意してください。

凍結しやすい条件としては、外気温がマイナス4度以下。これがボーダーラインといわれていますが、もちろん環境によって変わります。たとえば強い風が吹きつけるような場所では、もう少し暖かくても凍結してしまう。マイナス1度からマイナス2度でも凍結する場合があります。

対処法としては▼タオルなどを巻いてください。布でも構わないのですが、乾いた布などで巻いてください。そして▼周りをビニールで覆う。覆わないと全体が凍ってしまいますので、意味をなしません。

あとは▼室内では糸を引く程度に水道を開けておく、水をずっと出しっぱなしにしておく。洗面器などで、水資源を無駄にしないということも大切かもしれません。

もし凍結してしまった場合、熱湯をかけることはやめてください。破裂してしまうおそれがありますので、ぬるま湯で解凍する。このあたりも頭に入れていただければと思います。

関東各地をみていくと成田、府中、海老名などでも氷点下です。西日本を含めて、かなり広い範囲で警戒が必要といえそうですか?

國本未華 気象予報士:
そうですね。都市部以外も、ちょっと郊外に行くと、もう氷点下5度を下回っているような状況もあります。

関東でいうと、北部のほうもマイナス8度とか、そのぐらいになる地域もありそうです。

ホラン千秋キャスター:
こういった寒さの対策というのを当たり前に日々やらなければならない季節に、やっとなったといいますか。これまで暖かかったので。

田中ウルヴェ京 スポーツ心理学者(博士):
冬到来って本来はいいことでしょうし、冬を満喫するということはいいことなんですけど、自分の慣れていない土地に行ったときには、その土地の方々に聞くということはすごく重要だなと思っています。

たとえばスキーに行くとかいうときに、レンタカーをしたくても、諦める勇気。自分はやっぱり雪のところでは慣れてないなとか、しっかりチェーンは確認をするとか、そういうようなことは当たり前だけれども、だからこそ地元の方にちゃんと聞くということ、本当に注意していただきたいです。