吉田小では22日に、企画も運営も子どもたちが担い、全校でレクリエーションやクイズなどを楽しむ伝統の「こどもまつり」が4年ぶりに開かれました。

児童会長 天沼優芽さん:
「(自分が体験したのは)2年生か1年生のころ」
「いつもの学校とは違うお祭り感がすごく楽しかったです」

6年生は、低学年のときに経験した楽しさを後輩たちに伝えたいと準備に力を入れました。

児童会長 天沼優芽さん:
「自分たちも楽しみつつ全校のみんなに楽しんでもらえるように楽しい感じに仕上げたことが工夫です」

日常を取り戻しつつある一方で、子どもたちへの影響は今なお残っています。


県教育委員会によりますと、2022年度の不登校の児童・生徒数は、過去最多を更新。

特に小学校はコロナ禍前の2018年から倍増しました。

長野市に今年開設されたフリースクール「寺子屋TANQ(たんきゅう)」。

これまで県内外の小学校に勤務してきた代表の市川寛(いちかわひろし)さんは、コロナ禍は子どもたちが学校や友だちについて深く考えるきっかけにもなったと振り返ります。

市川寛さん:
「当時学校に勤めていてリモート授業やったら、画面越しに友達の顔が見えるだけですごく喜んでいた」

しかし、その後再開された学校生活への違和感が、不登校が増加した要因の一つではと指摘します。


市川寛さん:
「致し方ないとは思うんですが、給食は黙って、授業も黙ってマスクして仕切りしてってなったときに、本当に学校にここまでして行かなきゃいけないのかなって思う子がいたのは確かだと思います」