「参院選2022」
投開票日は10日、18日間に渡る選挙戦もいよいよ大詰め、
各候補の終盤戦をお伝えします。
参院選の県区に立候補しているのは、届け出順に
日本維新の会・新人の手塚大輔(てづかだいすけ)さん、
自民党・新人の松山三四六(まつやまさんしろう)さん、
立憲民主党・現職の杉尾秀哉(すぎおひでや)さん、
無所属・新人のサルサ岩渕(いわぶち)さん、
諸派・新人の秋山良治(あきやまよしはる)さん、
NHK党・新人の日高千穂(ひだかちほ)さんの6人です。
日本維新の会・新人の手塚大輔さん。
幹線道路の交差点などで街頭演説を重ね、現役世代を意識した教育や社会保障の改革の必要性を訴えています。
「この日本は社会保障制度の改革ということをほとんど行ってこなかった、その結果つけが今皆さんの負担に全部のしかかっております、30年前、27%だった国民負担率は今48%ですよ、いろいろな制度や仕組みが時代遅れになっている」
選挙戦では第3極としての立場をアピール。
中盤以降は、維新が掲げる「身を切る改革」を引き合いに、自民党や立憲民主党の政治姿勢への批判を強めています。
「自民党と立憲民主党、あの人たちは、こういった政治家の身を切るという話になると、ここは手を繋いで反対するんです」
党の藤田文武幹事長が県内入りし、長野市の街頭で支持を訴えました。
「長野県選挙区では手塚大輔大変厳しい戦いですが、皆さん、維新の会はね、選挙の後半で票が伸びます、たるんだ自民党叩き直してそして野党第一党にまず押し上げていただきたい」
これまで2回、衆議院選挙に松本を中心とした2区から立候補した手塚さん。
今回は初めて、全県に足を運んで訴えの浸透を図っています。
「当初は知名度がなかったものですからそういった面で苦労はしたんですけれども、選挙戦が進むにつれてですね、維新の会がよく出てくれたとか、維新の政策を応援してるよっていう声は非常に多く、全県という意味でも手応えはしっかりとあります」
最終盤は都市部を中心に遊説を重ねていて、現役世代の保守層の票を掘り起こしたい考えです。
「岸田総理、私たちの長野県は東京にないものをいくらでも持っているんです、国が食料自給率を上げたければ私たち信州にやらせてください」
自民党・新人の松山三四六さん。
党の幹部クラスが続々と県内入りしています。
(岸田文雄総裁)
「私たち自民党が自信と誇りを持って公認をし友党公明党の皆さんが力強く推薦してくださっている、大切な松山三四六さんこの大激戦を勝ち抜かせていただきたい」
(麻生太郎副総裁)
「ロシアが隣の国に一方的に侵略を開始したんだよ、明らかに自分のことは自分で守らないと、自由民主党が推す候補者をお力添えを申し上げますように」
タレントとしての知名度に加え、街頭演説をこまめに重ねて支持の拡大を図ってきた松山さん。
序盤は「信州を日本一の県に」と、地方創生を中心に熱意を伝えてきましたが、終盤戦は具体的な政策を伝えることに時間を割いています。
「食料自給率を上げたり、持続可能なエネルギーで産業を興したりゼロカーボンを目指す、デジタル田園都市構想でデジタルの力があれば減災ということが可能になってくる」
一方、週刊誌に過去の交友関係を報じられたことについては、選挙後に説明するとしています。
「選挙戦が終わるまで弁護士がとめているのでどうしてもできないんです、誠心誠意お話をそのときさせてもらいますので本当にごめんなさい、みなさまのためになる人物に成長してまいることを心からお約束を申し上げて、私の決意表明とさせていただきます」
長野市内で声を枯らして支持を訴える立憲民主党の現職・杉尾秀哉さん。
陣営は、最終盤、無党派層を意識し、都市部での遊説を重視しています。
この日開いた決起集会には、共産党や社民党、信州市民連合や連合長野など、杉尾さんを支える政党や団体が一堂に会しました。
激戦の長野県区。
党の幹部が相次いで応援に駆けつけています。
(小川淳也政調会長)
「人口減、高齢化社会保障の傷み、莫大な財政赤字、社会の改革を怠ってきた政治の無為無策の結果責任を国民は物価高という形で背負わされているこういう政治の流れを変えていかなければなりません」
自民党の閣僚が「野党の話は何一つ聞かない」と発言したことを受け、政治に緊張感を持たせるためにも強い野党が必要だと訴えます。
「権力から遠い声に耳を傾けないこういう政治を続けて本当にみんな幸せになれるんでしょうか、もう一度私たちはこの国の政治の在り方を問い直すべき」
羽田孜元総理の地盤で、かつて「民主王国」とも呼ばれた長野県。
議席の死守を目指し、訴えに熱を込めます。
「この信州長野県でもし負けたとすればもう野党はどこでも勝てない、本当に自民党の言うがままの政治になってしまう、私はそれだけは絶対に許せません、どうか、ともに戦ってください」
無所属の新人・サルサ岩渕さん。
選挙期間中は、一貫して憲法改正反対と新型コロナワクチンの問題点を訴えています。
「(ワクチンの)薬害が確認されているにも関わらず厚生労働省は因果関係が確認できないとしていまだに接種を進めている、少なくとも因果関係がはっきりするまでは接種を中止する」
諸派で新人の秋山良治さん。
「参政党」の候補として都市部を中心に街頭演説を重ね、「既存の政党では国民の声が届かない」と支持を訴えています。
「誰のための政治ですか?どこを向いていますか?皆さんが声を上げることで日本をよくできると思います、もう一度強い経済に立て直していきたい」
NHK党の新人・日高千穂さん。
選挙戦では各地の掲示板を回り、自らポスターを張っています。
「与党には入れたくない、かといって入れたい野党がいない、何か自分の小さな思いとかを1票に投じる受け皿でありたいなとは思ってます」
訴えているのはNHKのスクランブル放送の実現や、防衛力の抜本的な強化です。
「見ていない人にも徴収がいくわけじゃないですか、不平等なのでスクランブル放送を実現するということで我々動いてます」
コロナ後の日本の針路を問う参議院選挙。
投開票は、10日です。
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