宮城県加美町に建設中の風力発電施設を巡り、事業者に土地を使用させないことなどを求めて町民が町長を提訴していた裁判についてです。町長が変わり町が事業者との契約の見直しに取り組んでいることなどから、原告側は訴えを取り下げることを決めました。

佐澤史朗原告団長:
「原告としては訴訟の取り下げを考えてこれから進めていく」

この裁判は、加美町に建設中の風力発電施設を巡り、町と事業者が結んだ町有地の貸し付け契約は違法だとして、町民15人が町長に対し契約を是正するまで事業者に土地を使用させないよう求めているものです。この施設を巡っては、今年8月の町長選で初当選した石山敬貴町長が、事業者との間で交わした契約内容の見直しに取り組んでいて、原告側は「裁判で出来ることは全てやった」として訴えを取り下げることを決めました。

佐澤史朗原告団長:
「地上権設定契約の修正はまだ半ばで、きちんとした修正はされていない。注視しながら活動していく」

一方、石山敬貴加美町長は、今後は、町が不利益にならないよう事業者との間で契約の見直しを進めていくと述べました。

石山敬貴 加美町長:
「町の中での融和も含め町長の立場としてほっとしている。先方の事業者も真摯に捉えてくれて要望があった変更にも真摯に向かい合っているという感触をつかんでいる」

原告らは近く地裁への書類の提出などを行い、正式に訴えを取り下げることにしています。